今が旬の肴~クァメギ~ 지금이 맛드는 절 "과메기"
여러분, 과메기를 알고 계시죠!?
魚です。^^。何の魚でしょう??
答えは、サンマ(꽁치)です。
「クァメギ」は、サンマを半干しにしたものだそうです。もともとはニシンを半干しにしたものを「クァメギ」と言っていましたが、収穫量が減ってきてしまったため、代わりに最近は殆どこのサンマを干したものを言うそうです。
先月韓国チングとコンドッ(孔徳/공덕)の『イジョ(이조)』に行って、料理を注文しようとしたときに、
「旬のもの『クァメギ』あります」
という表示を見つけました。
「お! クァメギがある! rikoは食べたことある?」
「クァメギ? 何それ? 食べたことない。」
「え~と、魚の名前がなんだったっけな。。そうそう、コンチ。」
「コンチ?」
(辞書で調べ中~)
「ま、とにかくおいしいから注文しよう!」
その後、コンチがサンマだということはわかりましたが、出てくるまでどんな料理なのか想像がつきませんでした。
上の写真のように出てきたときは、「これがサンマ?」という意外な感じ。
日本では、焼いたサンマをおろし醤油で食べるのが殆どでしたし、韓国でサンマの料理を食べた覚えがないので、あること自体初めて知ったぐらい未知のものでした^^;。
でも、これが、、、めちゃくちゃおいしかったのです!!!
これには食べ方があります(by韓国チング)。
まずエゴマの葉(깻잎)、それに海苔(김)、その上にクァメギをのせます。
そこにネギ(파)、ワカメ(미역)、ニンニク(마늘)、青トウガラシ(풋고추)を入れて、チョコチュジャン(酢を混ぜたコチュジャン/초고추정)をつけます。
それをこのように手で巻いて、一緒にいただきます。
お~、確かにどの食材もうまく合っている感じ。
でもとにかく、半干しのサンマが格別にウマイです。
それが1番!
今日テレビを見ていたら、たまたまクァメギを作る過程をやっていたので、思わず見入ってしまいました。クァメギは、主にポハン(浦項/포항)という東海岸沿いの街で生産されています。収穫したサンマを3枚におろして、細長い肉の部分を外に干します。冷たい風が吹く海岸沿いがよく、3日間ほど干せばできあがるそうです。完全な干物ではないので、柔らかい食感も残っています。「スモークサンマ」という感じ
私は、クァメギとチョコチュジャンだけ、あるいはクァメギと醤油だけでも十分おいしくて、ソジュ(焼酎/소주)がどんどん進んでしまいました。
でも、それを見ていた韓国チングは、
「す、すごい…」
とびっくりしているのです。え~、どうしてだろう…? ホントにおいしいのに。。
どうやら、韓国の人にとっては、半干しなのでまだ魚臭さが残っているようで、それを消すためにニンニクやチョコチュジャンを一緒に食べるようでした。それなので、クァメギだけで食べている私は、彼らから見ると「すごい(変な)」人だったわけです。^^;。
後日、別の韓国チングと飲みに行った時この話をしたら、
「クァメギが好きなの? すごい~。」
と、やっぱり同じ反応。
このチングは、においがダメだとのことでした。
でも、、、私にとってはそれほど強いにおいのある食べ物だとは感じませんでした。多分、日本の方でもそう感じる方は多いと思うのです。日本は寿司や刺身など、生魚を食べる習慣があるからなのかな~、、、と自分なりに推測しております。^^;。
(後日のその韓国チングは、ポンテギ(蚕のさなぎを煮つけたもの/번대기)は大好きだと言っていました。。ポンテギの方がよっぽどにおいが強烈だと思うんだけど…。やはり食習慣の違いでしょうね。。)
寒風にさらされて、身がギュッと締まり、油がのっている「クァメギ」、すっかりファンになってしまいました。
秋から冬にかけて、最近はソウルでも出しているお店が結構あるそうです。
メニューに見つけたときには、ソジュと一緒に、一度ぜひお試しください^^。