母娘姪っ子訪韓記~現代韓屋を訪ねる~ 모녀 조카 방한기~현대한옥 방문~
올해도 "갑작스런 계절변화"가 왔습니다. 이번주 서울은 단번에 영하까지 내려갔습니다~. 추워!
でも、ブログでは季節を少し遡り、先月遊びに来てくださった、クミさん母娘姪っ子訪韓記をお送りします^^。
그런데 이 블로그에서는 계절을 조금 거슬러 지난달에 놀러와주신 쿠미상 모녀와 조카의 방한기를 보내드립니다^^.
クミさんは、日本での私の呑み友である、お気楽会メンバーの一員です。昨年は、ちょうど1年前にお気楽メンバーと一緒に来てくださいましたが、今回は娘のMちゃんと姪っ子のKちゃんとの3人旅です。3泊4日のソウル滞在中、私も一緒に思いっきり楽しませていただきました^^。
載せたい内容も超盛りだくさん! そこで、印象深かった「現代韓屋」「食べ物編」「飲み物編(もちろん酒)」というカテゴリーでまとめてみようと思います。
第1弾の今回は美しい「現代韓屋」編。^^。
滞在2日目に訪ねたのは、ブッチョン(北村/북촌)です。ブッチョンは、今も人々がそのまま生活している韓屋村で、韓国の方をはじめ、外国の方も数多く訪れるソウルの観光スポットです。
その韓屋村を散策している途中、ある韓屋の門が開いていました。クミさんがのぞいてみると、「家の中を公開しています。どうぞお入りください。」とのこと。
韓国家屋、私は今までお店になっているところには入ったことがありますが、実際の家におじゃましたことはないので、ちょっと興味を惹かれました。クミさんたちも興味津々。よし、行ってみるか~!
この扉を入っていくと…、
そこは、「シムシムホン(尋心軒/심심헌)」という、公開されている現代韓屋でした(入館料10,000WON)。
심심헌(Simsimheon)
서울시 종로구 가회동31-29
02-763-3393
www.simsimheon.com
もらったパンフレットによりますと、
「心ここにあり」という意味を持つ『尋心軒』は、韓国語で「気が向いたらおいで」と気軽な気持ちでつけた名である。『尋心軒』は韓国語の「シムシム(심심)」つまり「暇」という発音と同じである。退色していく韓屋文化を守ろうとする建築主の希望に応じ、文化財大工技能人をはじめ、各分野の職人さんにより、3年がかり(2002~2004)で出来上がった建物である。『尋心軒』は、韓屋が持っている美しい建物の特徴を生かしながらも、生活に不自由がないように今風の機能を取り入れた生活韓屋である。
とのこと。日本語が堪能な若いガイドさんも、詳しく説明をしてくれました。
ちょっと見にくいかもしれませんが、これが家の見取り図です。
右下に門があり、門の横は家の使用人の住まい(ヘランチェ/행랑채)、それにL字型の母屋(サランチェ/사랑채)、中庭があります。
入るとき、「見学料10,000WONはちょっと高くないか?」と思ったのですが、見終わった後は、「それでも見てよかった」と感じられました。(見学後、お茶も出してくれます^^。)
では、その美しい家屋を、しばしご覧ください
仕切り戸の模様は、日の光の加減によって変化します。
突き当りに見える台所は、実用性を第一に現代風にアレンジしてあるそうです。
他にも、トイレや洗面所など生活必需空間は、現代のスタイルで作られていました。
こちらは風や光を取り入れる編み文様格子光窓。
昔の方の知恵ってすばらしい…!とつくづく感じてしまいます。
一番奥の部屋の窓からは、韓屋の屋根の連なりが見えました。
パズルのような模様。繊細な、丁寧な作りです。
「お掃除するの、タイヘンそう…。」
とKちゃん。
ホントだ~^^;。
でも、この模様はもちろん、部屋にもチリ1つありませんでした。
部屋の外側にあるのは、板の間の楼。この楼こそ『尋心軒』の魅力を最も生かした所だそうです(byガイドさん)。
この写真、「あれ?」
と思われた方はいらっしゃいますか?
そう、靴の向き。
韓国では、靴の先を家(の中)に向けて置くのだそうです。それは、ゆっくりしていってほしい、すぐに帰らせない(!!)という意味があるのだとか。。へ~、知らなかった!
見学後に入れてくれた「オミジャ(五味子/오미자)茶」。
ほんのり甘くて、優しい味でした。
この日は、後の予定が目白押しだったのですが、この「尋心軒」の何とも言えない寛ぎの空間に魅せられたのか、気が付けばここでかなりの時間を過ごしておりました。
私たちは運よくというか、たまたまドアが開いている時に通りかかったのでわかったのですが、「尋心軒」のガイドさんは、どうやら1人だけ(韓国語/日本語対応)のようです。それなので、2~3組を入れるのがが精いっぱいで、ドアを閉めている時もありました。ブッチョン(北村)でも最も韓屋が続く道、北村5景と6景の間にありますので、地図やホームページで確認してみていただければと思います。
すっかり寛いでしまった私たち。この後かなり急ぎ足になったのは、言うまでもありません^^;。
(でも予定は全てこなすところは、やっぱりパワフルクミさんです!)
「尋心軒」は、庭も1つ1つの空間が洗練されていて、とてもきれいでした。
母娘姪っ子訪韓記、次回は「食べ物編」をお送りします!