まだ終わっていないこと 아직 끝나지 않는 것
일본에서는 거의 생각한 것이 없었지만 여기 한국에서 생활하면서 가끔 느끼는 것이 있습니다.
この国の戦争(朝鮮戦争)はまだ終わっていないんだ…と。
이 나라의 전쟁은 아직 끝나지 않는 것이라고….

火曜日の午後起こった北朝鮮による延坪島(ヨンピョンド/연평도)砲撃。
今回もまさにそのことを痛感しました。
そのとき私は授業中だったので全く知らず、研究室に戻ってネットニュースを見たとき初めて知りました。
さらにメールをチェックすると、日本から何通も届いています。
「無事か~!?」
「大丈夫?」
「ソウルは影響ない?」
などなど。
情報の速さと正確さに驚かされました。。
心配してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
今のところ、いつもと変わらず元気に生活していますので大丈夫です^^。ご安心ください。

今年3月には天安艦(천안함)沈没事件がありましたよね。
あの時は韓国政府が結構強硬な姿勢をとっていたこともあり、それからしばらく、6月ぐらいまでテレビやネットでは大きく取り上げられていました。
渡韓したばかりで、仕事と生活に慣れることに精一杯だった私も、それを見て
「なんだか雲行きがよくないな。。そうだよな、北と南は今あくまでも休戦中なのであって、戦争は終わっていないんだ。これからまたいつ始まるかもわからないんだよな…。」
とつくづく感じたものでした。
学生からも
「今軍隊に行っている友達のことが心配です。」
とか、
「これからどうなっていくのか不安です。」
などという声が聞かれました。
でも、私の周りの韓国チングたちは、
「今戦争が起こることはないよ。」
と、思いのほか冷静で、その理由も詳しく分析してくれました。
当時、全国統一地方選挙が行われていたのですが、政府の強硬姿勢はそのこととも関連があったとか。
(私のつたない韓国語力では、詳細まで理解することができませんでしたが…^^;。)
選挙は結局野党が大勝しましたが、これは「戦争が始まったら大変!」と不安を感じた若い人たちが、投票することで意思を表したことが大きかった、という話を聞きました。
その後、政府の強硬な姿勢はやや影を潜めたように感じました。
ソウルでは月に1度数日間、こんな旗が街中に掲げられます。

なんだかわかりますか?
「民防衛(민방위)」と書いてあります。
これは、民間で行う自衛活動という意味だそうです。
特に何をするというわけではないようですが、このように旗を掲げることで意識付けをするということなのかな。
私がこのことについて質問した韓国語学院の先生は、「どうしてそんなことが気になるの?」と不思議そうな顔をしていました。(初めて見ましたから、そりゃあ気になったのですよ~^^;。)
韓国の人にとっては、この旗も日常の1シーンと化しているのでしょうね。
とはいえ、私にとってはこれも
「ああ、まだ戦争は終わっていないんだなあ。。」
と感じさせる1コマです。
そんなこんなで、「休戦中」の国ではあるけれど、私も冷静に状況を見極められるようにしようと思いながら生活しています。
でも、今回の延坪島砲撃事件は、韓国の人たちの中にも衝撃を受けた人が結構いたようです。
昨日買い物に行った市場でのこと。
煮豆を買いに行った店のアジョシ(おじさん)に、突然話しかけられました。
アジョシ:「民間人が2人死んだってよ。」
私 :「えっ!?」
アジョシ:「延坪島だよ。民間人が2人亡くなったって。まったく、なんてこった。。」
私 :「本当ですね。。これからどうなるでしょうか。」
アジョシ:「いや~わからんよ、わからん!」
私を外国人と知ってか知らずか(そんなことはまったくお構いなく)、とにかく言わずにはいられないって感じでした。。
テレビや新聞を食い入るように見ている人たちもたくさんいました。
ただ、私の周りはいつもと全く変わらず、1日が平穏に過ぎていきました。
今後の展開が心配ではあるけれど、落ち着いて状況を見ていこう・・・という雰囲気が感じられるソウルの街です。
延坪島の人たちに1日も早く平穏な日々が戻りますように!
これ以上無意味な攻撃のし合いをすることなく、よい方向に進みますように!
最後は話題を変えて時節ものを。市場にあるスーパーの前で見かけた大量の白菜と大根です!

今はキムジャン(김장…越冬用のキムチの漬け込み)の時季だそうで、あちらこちらでこんな山が見られます。
