Seoulの風だより

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タルトンネ~ケミマウル      달동네~개미마을

梅雨が明け、連日真夏日のソウルから、今日はケミマウル(개미마을…蟻村)をご紹介します。
장마가 끝나고 한여름이 되는 서울에서 오늘은 개미마을을 소개 드립니다.

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このケミマウルは、ソウルに今も残る数少ないタルトンネ(달동네…月の街)の1つです。タルトンネについては、以前の記事「風薫るテハンノ(大学路)~後編」でも少しご紹介しました。

場所は、ホンジェドン(弘済洞/홍제동)です。地下鉄3号線ホンジェ(弘済/홍제)駅2番出口を出て、後ろに戻るように30メートルほど歩くと、ロッテリアの前にマウルバス乗り場があります。そこから7番のバスに乗って15分ほど、終点まで行くとケミマウルです。

ホンジェは、これまた以前「市場巡りPART2」でご紹介した在来市場のイヌウァンシジャン(仁王市場/인왕시장)がある所で、私も時々行っています。チョンノ(鐘路/종로)などソウルの中心地からも比較的すぐに来られる場所です。

それなのに、それなのに、、、このケミマウルの存在をつい最近まで全く知りませんでした><。ここは、同僚の韓国人の先生が教えてくださいました。歩きたかったタルトンネが、こんなに身近にあったなんて。。ホンジェで今まで何を見ていたんだ~~!(市場とスルチブ/飲み屋です…008.gif)

ただ、その後情報を集めてみましたが、ソウルに住んでいる人でも知っている人はそれほど多くないようです。ましてや外国人となれば、かなり稀有ではないかと思います。
あ、でも、ドラマのロケなどにも使われたそうなので、だんだんと知られてきているかもしれませんね。

このケミマウルは、朝鮮戦争の後に行くあてのない人たちが集まって作られた村で、ここに住む人々は蟻のように日々を懸命に生きているという意味から、ケミ(蟻/개미)マウル(村/마을)と名づけられたそうです。


まったく想像の範疇でしかありませんが、当時のことに思いを馳せると、なんだか胸に来るものがあります。。

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そして、このケミマウルは『生まれ変わったタルトンネ』と言われているのです。下の写真は、ケミマウルに入る所にあった掲示板です。

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『光とグリーンが似合う村1号』

「ホンジェドンケミマウルが、美しい壁画で飾られた『光とグリーンが似合う村』として生まれ変わりました。ここを訪れた全ての人々に、長い間ずっと希望を伝えられる『光』のような存在になれたら、という思いからです。」




この村は、、
誰が:クムホ(錦湖)建設が進めました。
誰と:コングッ(建国)大学、サンミョン(祥明)大学、ソンギュンガン(成均館)大学、チュゲ(秋渓)芸術大学、ハンソン(漢城)大学の美術学生たちが描きました。
後援:ホンジェ3洞住民センター、ソデムン(西大門)区庁



このようなプロジェクトに、ここに住んでいる方々も賛同し、今のケミマウルになったとのことです。確かに、壁に描かれた絵は本当に明るくてステキなものばかりです。普通、決して大きくないタルトンネをよそ者が歩いたら、住んでいる方々は「何をしに来ているんだ?」という奇異の目で見るかもしれません。私はタルトンネに行ってみたいですが、観光気分を極力出さないように、迷惑でないようにしないとな~、、とやや慎重な気持ちがあります。

でもこのケミマウルは、壁画が作られて以降、多くの美術系の学生や、フォトグラファーなどが訪れているそうです。住民の方々も、それを快く受け入れてくれているんですね。^^。

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日本語の情報は、「HiSeoulのブログ」にありました。

さあ、それではケミマウルのステキな壁画と、街の風景をご紹介します。が、と~っても長くなってしまったので、お時間のある時にゆっくりご覧くださいね^^。

그럼 개미마을의 멋진 벽화과 풍경을 소개 드립니다. 그런데 너무 긴 기사가 됐으니 시간이 있을 때에 편하게 봐 보세요~^^.






マウルバスは、ケミマウルに入ってから一番上まで行きます(下の写真はその終点です)。

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ここで降りて、下に歩いていくのがいいと思います。

なにせ、かなり急な上り坂ですので。。^^;

7番のマウルバス、小型でカワイイです。



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ここから更に上に登っていく家もあるんですね…。



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降りたところからもう、かわいい壁画のお出迎えが^^。



バス通りをゆっくり下りていってみます。左右に、個性豊かな壁画が広がっています。

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横に延びる急な階段にはことばが。

「はじめ!」

「今日も元気に!」

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        でも、先は長いな~。。




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途中にもバス停があります。「BUSSTOP」がかわいいですね^^。その後ろは商店です。お休み処兼、村の社交場になっているのでしょうね^^。

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この絵は、ケミマウルを表しているのかな?



バス通りをちょっと外れて、お店の前の道を上って行ってみます。

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無造作に干してある洗濯物も、風景にマッチしていますね~。




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この急坂、伝わりますか?!

黄色いパラソルが、バス停前のお店です。042.gif

上りはこの先山道のようなので、戻ることにします。



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これは、階段と梯子ですね。

こんなシンプルなのも好きです^^。



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この辺りから、花の絵が多くなります。

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絵には、区域ごとにテーマがあるそうです。




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重なり合うように連なる家々。


タルトンネは、別名サントンネ(산동네…山の街)とも言うそうですが、まさにそのことばの通り。。



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屋根が足の下にある、というようなところもたくさんあります。

屋根を伝って、どこまでも行けてしまいそう。。



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ん~すごい階段。ちょっと登ってみようっと。

     

    足跡発見! 鳥? 犬?? アート!?

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上から下を眺めると、こんな感じ。



車が何台かあるのがわかりますか?
そこがバス通りです。



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上り道の左右には、さらにそれぞれの家に行くための細い道がたくさん延びています。



上ったところから、上を眺めると、まだまだ家が続いていました。

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さて、またバス通りに戻ってきました。遠くには、現代的な新しいアパートも見えます。

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緑の葉は、本物です。見事なコラボ!


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   花びらにトンボが…! 本物だと思ったのかな~。




ここがケミマウルの入り口です。あっという間にここまできた感じでした。

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いかがでしたか? すっかり長くなってしまいました^^;が、百数十枚の写真から絞り込むのも一苦労でした。でも、本当に見て楽しく、歩いて楽しい道中でした。

この後、ホンジェ駅まで歩いて行きましたが、思ったよりもかなり近かったです。駅までの道中もまた、いろいろな発見がありました。(それも載せたかったけど、もうキャパオーバー…!!)

芸術性豊かな壁画と、昔ながらの情緒が共存する村ケミマウル。まだまだ伝えきれていない魅力がたっぷりです。フォトグラファーの方々はもちろん、みなさんにおススメしたいところです。001.gif

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by riko-wind | 2011-07-21 23:57 | お薦めスポット 재미있는 곳 | Comments(8)
Commented by こじこじ at 2011-07-22 10:58 x
へえー。ホンジェのタルトンネ、まったく知りませんでした。
灯台もと暗し。そういえば、清州にもタルトンネがあるんでしたね。
Commented by riko-wind at 2011-07-22 23:21
☆こじこじさん
ホント、結構身近な所に、意外な場所があるのかも…^^。韓国国内を見れば、タルトンネもまだまだ残っているのかもしれませんね。
Commented by うさはな at 2011-07-24 14:46 x
わぁ…こんな所にもあるんですね。しかもすごい坂道。
そして細い細い道。まだまだ上に登っていかないとたどり着かない家。
路地が続きますねぇ。毎日生活している方達にとっては慣れているのでしょうか?
冬の雪道などはどうなんでしょうか。
私ときたら足腰が弱いので、気になります。

もちろん絵もたのしいです。紹介していただいてありがとう。
観光で行くだけの私には、こんなソウルの一部分にまで眼がいかない。    なんともドラマのような場面です。
Commented by riko-wind at 2011-07-25 02:27
☆うさはなさん
私も歩いていて、この坂道、冬雪が降ったらどうなるんだろう…と心配になってしまいました。。ソウルは冬の寒さが厳しいですから…。でも、殆どの方はここで既に50年以上過ごされている方々ですので、毎日この坂を行き来して、たくましく暮らしていらっしゃるのでしょうね。

壁画はまだまだ素敵なものがたくさんありました。半日もあれば十分行けると思いますので、うさはなさんもご旅行の際お時間があったら、ぜひ訪ねてみてくださいネ^^。

日本はまた暑さが戻ってきたようですね。。お体に気をつけてお過ごしください!
Commented by nosoko at 2011-08-31 16:01 x
写真が綺麗で、とても詳しくケミマウルのことを書いてあるので、私のブログに、rikoさんのブログを紹介させてもらいました。
rikoさんのブログを読んでからケミマウルに行きたかったです。当時は情報があまりまく、何も考えず散策したので。。また再訪しようかな。
Commented by riko-wind at 2011-08-31 23:22
☆nosokoさん
コメント&紹介ありがとうございます。ケミマウル、昨年行かれたんですね。ご存知だったことからしてソウル通! 私もnosokoさんのステキなブログをぜひ参考にさせていただきます^^。ケミマウル、私も再訪したい所の1つです。またソウルにぜひいらしてくださいネ^^。
Commented by ゆんゆん at 2012-05-15 01:42 x
先日ソウルのことを学ぶ講座で、このあたり、ノッポンにかけて虎が多く住んでいて、朝鮮時代は一人では歩けないところだったと聞きへーっと思っていたところでした。6月3日まで、ケミマウルができる背景となった時代の報道写真展があります。歴史博物館で。ケミマウルと共に行ってみたいです。
Commented by riko-wind at 2012-05-18 22:16
☆ゆんゆんさん
コメントありがとうございます^^。虎が多く住んでいたなんて、初耳でした…! それはとても歩けませんよね。韓国では虎が出てくるお話が多い気がしますが、そんなところも関係があるのかなぁ。。歴史博物館の報道写真展、存じませんでした。私もぜひ行ってみたいです!
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2010,3からの韓国ソウル生活。風のごとく気ままに綴ります。


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